みなさんこんにちは、高齢者生活支援センターの杉本です。
新人研修最終日は、『利用者体験』
講師はワタクシ杉本と施設長。
『高齢者疑似体験セット』を活用し、新人さんに高齢者の身体状況を少しでも身を持って体験していただきました。
視覚障害ゴーグルを使用することにより、高齢者の視野狭窄・黄変を体験しながら新聞を読んでもらったり、箸で物をつまんでもらったりしました。
軍手を2重にはめているので握力が低下し、小さい物をつまむ難しさ、カラフルなビーズを準備したものだから、色によっては見えにくく、上の画像のようにへばりついて取り組む新人さん(@_@)
耳はイヤーマフを装着し聴力低下状態、ベストには4キロの重りが付いているので動作にも時間がかかる状態の上、膝と肘の曲げ伸ばしの制限がかかるサポーター、手首・足首にも重りをつけることにより動作の難しさを体験していただきながらの歩行体験していただきました。
併せてゴーグルを外し、タオルで目隠しした状態です(+o+)
介助者の的確な声掛けがないと、少しの段差でも恐怖心が強くなり、外に出て壁を伝うことができない状態になるとどこを歩くのも不安いっぱい。
コンクリの上じゃない部分を歩くと、フワフワした感じに足がすくんだり・・・。
手すりや壁があっても、階段のはじめの一歩は怖いものです。
車いすを押すスピードを通常よりも少し早めてもらいましたが、やはり目隠しをしていることで恐怖心が増していました。
体験後の感想を聞くと、「視力低下の状態であちこち歩くと気分が悪くなった」「車いすのスピードが怖かった」「聴力低下により介助者の声がうまく聞き取れず、どこまで歩けばよいのか分からなかった」等の意見が出ました。
ご利用者の状態は千差万別です。ご利用者お一人お一人を把握することにより、ケアの仕方も変わってきます。声掛けの仕方、介助の仕方。
沢山覚えることはありますが、少しずつ覚えていきましょう。
新人さん、研修お疲れ様でした。
『ようこそ、みずきへ!!新たな仲間たち、ご利用者と一緒に、笑顔と笑いのあふれる場所を作っていきましょう』