みなさん、花見を楽しんでいますか?高齢者生活支援センターの杉本です(^_^)/
新人研修も折り返しに入りましたが、まだまだ新人さんに緊張感が漂っているのを微笑ましく見つめる、ワタクシ杉本。御年40歳、何だか母の気持ちです(*^_^*)
そんなワタクシも、6日の午前新人育成の講師を担当させていただきました。
「え~、杉本さんが講師なんてできるの~?」という悲鳴にも似た不安の声が聞こえてきそうですが…。
しかも担当させていただいたのが『プライバシー(+個人情報)・高齢者虐待・身体拘束』というテーマ。
普段はギャーギャー言って騒々しいワタクシも、さすがに研修中は真摯な態度で臨みました。(途中リラックスタイムに雑談を交えつつですが)
私が担当させていただいたテーマは、本当に重要なテーマです。『高齢者介護』という分野は、日々プライバシーを侵害する行為のオンパレードです。排泄・入浴は人に見られたくない部分を赤の他人に晒さなければならないし、個人の年金、家族構成・家族の仕事などまで把握することになります。私たちがそれらの情報を職場の外で悪気なく、会話の一つとして喋ったことにより、ご利用者が振り込め詐欺や悪徳商法の被害にあう危険性があるということを、皆さんに知っていただくよう話をさせていただきました。
他にも、あってはならない『高齢者虐待』について、昨今介護職員による高齢者虐待がニュースで取り上げられることが増えた悲しい現実があります。職員が虐待者になってしまうことは、絶対にあってはいけません。では、どうすればよいのか、私なりに話をさせていただきました。また私自身の過去の失敗談も話すことで、「誰でも失敗を起こす」「誰でも高齢者虐待を起こしてしまう危険性がある」ということを身をもって知っていただけたと思います。
ここまで長々書きましたが、撮影係がいないので、ワタクシの勇姿!?の画像はないんですよ(;一_一)

さて、同日、『初期消火・避難通報訓練』の研修を防火管理者でもある三宅サブチーフにしていただきました。
もちろん施設で火災が起こることなんてないと言いたいですが、万が一ということもあります。そこで初期消火ができることが、大勢のご利用者の命を守ることになります。新人職員さんは真剣に聞いておられました。

午後からはデイサービスの看護師による『医療行為・緊急対応』今回の新人職員さんは介護職の方ばかりですので、直接医療行為を行うことはありませんが、お手伝いさせていただく方が高齢者となると、転倒・誤嚥などのリスクがあります。緊急を要する時の対応次第では、ご利用者の命にかかわることになります。『医療的なこと=看護師が行うもの』という考えではなく、自分たちでもできることは何なのかをしっかり学んでいただけたのではないかと思います。

6日の研修はご利用者のプライバシー・尊厳・命を守る上で重要なことを学ぶ時間でした。そこで「こんな重要な仕事なんだ。こんな大変な仕事、自分では無理」と恐れることはありません。介護の仕事は、日々ご利用者と笑顔や笑いを共有できる、ステキな仕事です。
一緒に笑顔を増やしましょう(^_^)v