「岡山県備中保健所井笠支所管内の特別養護老人ホームにおいては、食中毒及び災害が発生した場合、施設の喫食者に対して安全かつ栄養的な食事を提供できるように施設間で相互支援を実施する」という取り決めのもと、ネットワークを設けており、年に1度実地訓練を行っております。
会員施設は現在14施設となっておりますが、7施設ごとで1グループと2グループに分かれています。
みずきは2グループに該当します。今回は2グループの実地訓練に施設長と管理栄養士とで参加して参りました。
今年度の2グループの代表施設は長楽園さんです。実地訓練においての想定被災施設は星の郷さんとなっておりました。
今回の訓練では、大雨による被害を想定しており、美星町に通じる大規模農道の一部が通行不能の状態という設定でした。(一番わかりやすい道路が通行止めだったので、方向オンチの私(栄養士)にとっては…??状態でしたが、施設長はさすがに道路情報に精通しておられ、運転してくださいました。)
そして…長い道のりに感じられましたが、20分もかからないうちにあっという間に星の郷さんに到着しました。
星の郷さんの施設内では、物品の搬入部屋が用意されており、管理栄養士さんが運搬された物資を確認後、手際良くホワイトボードに食数を記入されていました。
全ての物資が届いた後で、長楽園さんの施設に移動をし、反省会を行いました。
長楽園さんでは、備蓄食の試食をさせていただきました。
みずきでもお粥(缶詰)、おかず(缶詰)、みそ汁(缶詰)は同じ備蓄食をストックしておりますが、ソフト食のおかずは導入していなかったので、大変参考になりました。
他にも、長楽園さんでは、折りたたみ式の台車、備蓄食運搬専用コンテナなどを用意されておられ、これまた参考になりました。
その後、いきいきいばら出前講座に参加させて頂き、「災害に備えよう!」という題材で井原市役所 市民生活部 協働推進課 危機管理係主任の 山崎達也先生により、講義をして頂きました。
10月21日(金)にちょうど大きな地震があったばかりで、とても他人事とは思えず、真剣にお話を伺いました。具体的な説明がとてもわかりやすかったです。
来年度は…実はみずきが被災施設に想定された実地訓練が行われる予定なので、今回の実地訓練を参考に色々と考えなければならない事がたくさんありそうですが、次期グループ代表となる星の郷さんをはじめ、グループの皆さんのご協力のもと、良い訓練になったらいいなと、今からうっすらと思っています。