高齢者生活支援センターの杉本です。
突然ですが、皆さんは介護業界には相談員という職種があるのをご存知でしょうか。例えば特別養護老人ホーム等の施設に入所したいと思われている方や、実際に入所されている方を対象とした相談員、デイサービス等の通所のご利用者に対する相談員、ベッドや車いすをレンタルされる方を対象にした相談員。また介護保険制度を利用することに関しては介護支援専門員という職種が相談に応じてくれます。
しかし私達のような施設で仕事する職員のうち、地域で介護保険サービスを利用されていないご高齢者を対象とした相談員というのは、制度上配置がありません。
例えば「今後のことを考えて介護保険のことや福祉の制度などを知りたい。家の近くに○○デイサービスがあるから相談したい」と思ったとしても、そちらのデイサービスの相談員さんがご高齢者の自宅へ伺ったり電話で相談に応じる、ということは業務上なかなか難しいです。
しかしみずき会では在宅で生活されるご高齢者の福祉・介護に関する相談に応じる部署として、高齢者生活支援センターを創設しています。
私はその相談員をさせていただいております。地域の方にできるだけ元気に在宅生活を継続していただきたい、その思いで日々活動をさせていただいております。
その私の活動の中に『認知症カフェの運営』があります。昨今テレビでもよくに認知症をテーマにした番組を見聞きする機会が増えていませんか。ニュースでも認知症高齢者が行方不明になった、という話をよく聞きます。
認知症になりたくない、と思われている方は多いでしょう。そのような方々を対象に認知症予防になるような機会を提供したいと考え、認知症カフェを運営しています。
井原市の社会福祉法人初の認知症カフェ『笑む・かふぇ』では、地域の皆さんに気軽に来ていただけるよう、ミニ勉強会にはいろんな外部講師をお願いしたり、フラワーアレンジメント教室を開催したり、時には脳トレプリントに取り組んだりしています。
認知症予防にはまず、外出することって大きいんですよ。人と交流を持つ機会って良い刺激になります。高齢になると外出する機会が減りがちなので、外出先の1つとしてカフェに来ていただけたら良いなぁと思っています。

認知症予防には手先を動かすことも有効なので、最近のカフェでは『折り紙教室』を開催しました。
DSC_2128DSC_2142こちらバラのブローチです。参加者からとても好評でした。

皆さんに喜んでいただけるようなカフェの運営を頑張っておりますので、皆様ぜひお越しください。
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