高齢者生活支援センターの杉本です。
私の日々の業務の中に、『サロン等へお邪魔する』というのがあります。サロンと言ってももちろん美容室等のサロンではなく、例えば地域の公民館等などに人が集まって何からの教室をしたり、お喋りやティータイムを過ごしたり・・・。
みずき会の本部があります、井原市東江原町の荏原地区でも、ご高齢者が集うサロンがあります。
サロン活動を行うには補助金が下りる等の兼ね合いがあるので、今回ご紹介する『ふれあい広場』がいわゆるサロンに位置付けられているのかどうか、私ではよく分からないのですが、とりあえず『ふれあい広場』のご紹介を。
毎月第1・3月曜日の11:30~14:00頃まで開催されており、300円で以下のような豪華な手作り昼食がいただけます。(今回は敬老の日ということもありお赤飯)
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昼食後はしばしゆっくりお喋りタイムを過ごし、食後のお楽しみとして各種講座の聴講、ゲームや歌に体操など様々なことが体験できます。
こちらのふれあい広場のすごいところは、送迎付きです。例えばお一人暮らしの方なんかだと、自分で歩いて行くには距離がありすぎる、タクシーを利用すればコストがかかる等の理由で、なかなか外出できないこともありますよね。それが送迎があることにより参加でき、ふれあい広場で何十年ぶりかに友達に再会した、なんてこともあったそうです。

さて、9月19日は祝日でしたね。お楽しみの時間を担当してくれる人をお願いするのが祝日ということでなかなか見つからず、結果ふれあい広場を立ち上げられた民生委員さんから私の方に、何かしらしてくれないか?とお声がかかった次第です。

ふれあい広場は本当に人気で、多い時は40名近く参加されるのですが、今回は祝日でしかも敬老の日ということもあってか、若干参加者が少なく、とはいっても25名以上の参加がありました。
昼食もしっかりいただき、しばし同じテーブルの方々とお喋りタイムを過ごし、さて、ワタクシの出番です。
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何せ食後ですので、元気いっぱい体を動かすというのは向かないと思い、まずは歌に合わせて下肢トレーニングを行いました。秋なので「う~さぎ うさぎ」の「うさぎ」を歌いながらのトレーニングです。トレーニングと言っても全然しんどくないんですよ、椅子の背を持ったまま膝を曲げたりかかとやももを上げたり・・・。
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最初に「一緒に歌って下さいね。皆さんが歌って下さらないと、私の音痴がバレますから」と言い、少し笑っていただいたおかげで、皆さんしっかり歌いながら下肢のトレーニングをしてくださいました。

次に『文字カードゲーム』をしました。「あ~ん」「が・ざ・だ・ば・ぱ」行、「っ・ゃ・ゅ・ょ」「-」を各2枚ずつ、(※「ん」だけは6枚)の計158枚のカードを使って言葉をできるだけ多く作るゲームで、チーム対抗戦です。
まずは「野菜の名前」。「ん」は6枚あるのですが、「“ん”がないなぁ~」という声、あちこちのテーブルから「“い”がない~」だの「“に”がない~」だの、大変にぎやかです。
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30分くらいすると、残りのカードで野菜の名前を作ることが難しくなり、だんだん静かに・・・。
4チームあり、最下位チームは19個の野菜を作ることができましたが、1位のチームは30個も作っておられました。
このゲームのコツは、いかに短い名前を多く作るかというのと、例えば野菜だと「にんじん」「れんこん」この2種類を作っちゃうとあっという間に4個の「ん」がなくなっちゃいますし、「とまと」なんてしたら、それだけで「と」がもう使えなくなってしまうんですよね。

みなさんから「まだやりたい」の声もあり、時間にも余裕があったので、次のお題は考えていただきました。
「海の食べ物」です。魚だけでなく、貝類・海藻類もですね。
今度もまぁ、にぎやかにぎやか。各テーブルを回ると豪華ですよ~、「あわび」「うに」「たい」etc…。でもだんだん、あちこちから「○○がない」コールに加え、「魚の名前が浮かばん」という声も。
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やはり30分ほどで「もうないわ~」となりました。ということは、逆に30分は皆さん集中して取り組んでくださったということですね。
今回は最下位チーム26個で、1位チームは32個でした。1回戦・2回戦とも1位チームは同じチームでした。

皆さんから「面白かった」「またしたい」「あっという間に時間が経った」等の声を頂戴することができました。
皆さんと一緒に大笑いし、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。
こうやって楽しいひと時を過ごすことが、ご高齢者の「閉じこもり予防」「認知症予防」等につながるので、どんどん参加させていただけると嬉しく思います。