高齢者生活支援センターの杉本です。
私は井原市内にある認知症カフェのうち、芳井社協に会場をお借りしている『かたつむり』の立ち上げメンバーの1人であり、かつ『笑む・かふぇ』の主催者でもあります。
7月12日、『かたつむり』でお会いしたとある女性(Sさん)とお話をさせていただきました。
Sさんのご主人が認知症で、最近「ご飯を食べたこと」「ご飯をまだ食べていないこと」が分からなくなることがあるそうで、「ご飯はまだか?」と言われることもあれば、Sさんがご飯を食べようと声をかけると「また食べるんか?さっき食べたばっかりだろう」と言われることもあるそうです。
ご主人はそのことで声を荒げることはないそうですが、Sさんはご主人の物忘れによる発言に対し気を遣いながら返答をされているので、時々“しんどい”と感じることがあるそうで、胸の内を話されました。
その時「話を聞いてもらうと、少しスッキリします。また話を聞いてください。杉本さんのカフェにもいつか行かせてくださいね」と仰ってくださっていたのですが、何と14日にさっそく来てくださいました。

当日はどしゃ降りの雨。誰も来られないと思っていたのが、途中雨が止んだおかげもあり5名の方が参加してくださいました。
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そこでSさんは知人に遭遇して話に花が咲いたり、他の参加者の方には「ここに来て何が作れるのか楽しみなんですよ」と言っていただけたり・・・。

みずき会の「地域住民との交流 積極性」の理念に基づき、認知症カフェを運営しておりますが、本当に人と人とのご縁ってありがたいなって感じることができます。
そして、私自身もフラワーアレンジメント教室を楽しんで参加させていただいております。
皆さんも気軽にお越しください。
ちなみに、今回の私の作品は、性格が表れているのでしょう。正面から曲がったところに作品を作っております。
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